ワンダープロジェクトJ3

〜第六章〜


「・・・それじゃ次のクイズ、必ず1時に食べる果物は?」
「イチジク(1時食う)」
「そ、それじゃ車が急カーブで落とした物は?」
「スピード」
「えと次は・・・」
「もういいって、お前もう少しなぞなぞの勉強したらどうだ?」
「あ〜もう、アッシュったらいくら出してもすぐ答えちゃうんだも〜ん。面白くない!」
「今まで何回同じようなクイズ出されてると思ってんだ?それじゃ答えられるのも当然だろ」
「くやし〜い!」
「大声出すなって・・・お、町に着いたぞ」
アッシュ達はとうとう町に辿り着いた。流石に復興途中であるので家々は少なく、その家も木造の古めかしい物だった。
「それで、どうする?」
「え〜と、まず国王様に会って移住の許可を頂かないと」
「国王か、何て名前だったっけな?」
「確かピーノ・コルロだよ」
「ピーノ・・・か・・・」
二人はピーノ国王の城を目指した。

「あら?新しく来た人というのはあなた達かしら?」
行く途中に二人は声をかけられた。声の主はパールだった。
「あ、初めまして。私はミントって言います。こっちはアッシュです」
「よろしく」
「あらあら、そんなに緊張なさらなくてもよろしくってよ。私はパールと言いますのこちらこそよろしくお願いしますわ」
「ど、どうも」
ミントはやはり緊張しながら答えた。初めて会った人の前ではどうしても緊張してしまうタイプなのだ。
「お二人ともどちらへ行こうとしているのかしら?」
「はい、ピーノ国王のところに移住の許可を頂こうと思って、国王の城に向かっているんです」
「そうですの、ピーノ国王の家はこの先ですわ」
「あ、ありがとうございます」
「お礼ならよろしいですわよ」
パールはそう言うと何処かへ行ってしまった。
「アッシュ、すごいキレイな人だったね・・・」
「そう・・・か?」
「あれ?キレイだと思わないの?」
「う〜ん、キレイなことはキレイだが・・・何だか自己中心的な性格みたいだけどな・・・」
「そんなはずないよ!何言ってるの?」
「す、すまん」
アッシュは思った事をうっかり口にしてしまうらしい、これも彼らしさなのだが・・・。

トラブルがありつつも二人は国王の城・・・ではなく家へと辿り着いた。それは城というのにはほど遠く、住民の家より一回りほど大きいだけで普通の家とさほど変わりはなかった。
「普通の家だね。まあ復興途中だから仕方ないかもしれないけどさ」
「とりあえず入るぞ、すみませーん」
二人は家の中へと入って行った。

第七章に続く・・・


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