ワンダープロジェクトJ3

〜第五章〜


コルロの森のとある場所、そこにジェペット博士の墓がある。今そこにジョゼットがいた。博士の墓標の前で胸のオカリナ・・・Jを吹いていた。
「博士・・・コルロ島も前と変わらないくらい人が増えたよ。私も嬉しいし、コルロの森もなんだか嬉しそう。博士も嬉しいよね・・・博士」
ジョゼットはそう言うと、またオカリナを吹き始めた。
「ジョゼット〜」
向こうからアーノルドが姿を見せた。
「アーノルド、どうしたの?」
「さっきフィッシャさんから聞いたんだ。この島に新しい住人が来たらしいよ」
「へえ、そうなんだ」
「島民もかなり増えたし、コルロ島も復興できる」
「あれから1年たったもんね・・・」
1年前・・・シリコニアンによってコルロ島は壊滅させられた。だがジョゼットの持つJの奇跡の力により、島は新たな命を授かった。そしてジョゼットの身体にも奇跡をもたらしたのだ、"人間になる"という奇跡を・・・
「ん?どうしたんだジョゼット」
「ううん、何でもない」
その時、二人の後ろから声がした。
「あの、もし・・」
「何ですか?」
ジョゼットが振り返ると、そこにはアッシュとミントの二人が立っていた。
「もしかして、さっきオカリナを吹いていたのはあなたですか?」
ミントは聞いた。ジョゼットは、「そうです」と返事をした。
「もしかして新しくこの島に来た人ですか?」
「はいそうです。私はミント、こっちはアッシュです」
「どうも」
「初めまして僕はアーノルド、こちらはジョゼット」
「初めまして、ジョゼットです」
ジョゼットは二人に丁寧にお辞儀をした。
「僕たちに何か様でも?」
「いえ、ただオカリナを吹いているのが誰なのか知りたかっただけです」
「そういうことだ」
二人はそういうと歩き去ってしまった。
「いい人達みたいだねジョゼット」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ジョゼット・・・・?」
「あの人、なんだか変・・・」
「変って何が?」
「あのアッシュって人を見た途端・・・へんな感覚がしたの・・・」
「変な・・・感覚・・・・?」
「もしかして・・・あの人・・・」
ジョゼットは神妙な顔で言った。

第六章に続く・・・


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